弥生を見ながらやさしく返事ををする



「何?」



弥生の顔が少し赤く染まる



「あの………

いいバイトないかな??

ってゆー相談なんだけど………」


あーー


もう高校生になったから幅が広がったしな



でもどんどん弥生の顔が赤く染まるのが面白くて



少しいじめたくなった


「お前本当ににバイト長続きしねーなー笑


まー弥生の顔だったらホステスもいいと思うけど??笑」



「ふざけないでよ……

あたしは真剣なの!!」


びっくりしたのか顔がとうとうゆでダコみたいだ



でもこれ以上いじめるのも可哀そうなので



シンキングターム



あんま手が届かないバイトは紹介したくないし


あいつ鈍いけど顔良いからモテルし


ほんと心配なんだよ



うーーーん


俺ん家の下のジャズバーにすれば目が届くし



うん


それがいいや


「じゃー
俺の所のジャズバー手伝う??

ちなみに宿泊代も着けるよ!!」


また

ちょいちょい弥生をからかう



「ふざけないでーーーー

あたしは二度とあなたの家にはとまりませーん」


軽く振られた俺


ちょいショック…笑


でも



「まーー


お前がそー言えるよーになったのも大きな進歩だな?


前まではさみしから一緒にいて?

なんて言ってたのにな」


懐かしい


あの弥生が一人泣きながら


俺のところへ逃げに来た日


「まーー

あたしももうすぐ16だしね


時がたったね」



そう言うと


少し悲しいような


輝いているような


そんな目をした