「俺さ

玉木見ててスゲーと思う



人間ってどんなに前向きな人でもやっぱブルーな時ってあるじゃん



でもそれをお前って絶対ださないじゃん



それってどんな人でも出来るわけじゃねーのに……



玉木はすげーよ」






そー言ってる先生がとても切なく見えて



あたしはそっと


先生の肩に手を置いた




「そんなことない


あたしは他人の前で自分の弱いところを見せられないだけ



弱さを出すことができない



ただの臆病なだけ……



先生の方がすごいよ



みんなから愛されてると思うよ




先生が笑えばみんなも笑う


先生が楽しかったらみんな楽しい


あたしは学校生活

先生のおかげで楽しいんだよ」






先生はあたしを見て微笑んで

少し口を閉じ



悩んだような顔をして


また口を開いた