次の日。




昨日のことで頭が痛くなって、不機嫌気味で学校に着いた。




席に着いたとたん、「雪野、おはよー」




と声が聞こえてくる。声の聞こえてきた方向を見ると。




笑顔で隣の席に座っている昴がいるではないか!!




(なんでそんなに笑顔でいられるわけよ・・・)




と心の中で思いながらシカトして席に着く。




「俺、あきらめねーからなっ!!」




と隣で叫ばれた。意味分かんない。




なんでそんなに元気でいられるの?と思う。




人が超機嫌悪いときに・・・・・。




とイラつきながら、うつむく。




あたし、雪野愛梨は、恋愛に全く興味がない人間。だって、恋とか、意味分かんないし。




恋すると、好きな人のことばっか考えて、なんにも頭に入んないっていうし。




勉強に手がつかなくなったら困るし。




はっきりいって、恋愛なんかしたくない。




なのに、なのに!!どうしてアイツはあたしにばっか話しかけてくるの!?




意味分かんないよ・・・・。