自由の意味*

龍サイド



「失礼します
あれ誰もいない」











「あの~
私大丈夫ですよ」






そうやって
すぐに大丈夫という
鏡でも見せたいくらいだ




「ん?
そう。
じゃぁおやすみなさい」





そういってみこを横抱きにした






「きゃ!」










相変わらず軽いな






ちゃんとご飯食べてるのか?




「君程の運動神経が
少しぶつかっただけで倒れるか?」











「そ、そう言うときもありますよ」









「みこ
そういうときは具合が悪いときだ
自分の体を大事にしないと」











「わかった」




お!意外に素直だ





「よし。いいこだ」



そう良いながら


頭をぽんぽんとすると






みこが俺の方を見て少し微笑む


頬をほんのり紅くし見上げる姿は愛らしい









「かわ・・・・
何でもない」










つい可愛いと言ってしまいそうだった