「ここにいていいの?」 「・・・ここにいてくれて」 今まで階段上から黙って見下ろしていたお父様が言った 「前より危険よ」 「それでも娘を守るのが親の勤めだ」 「な・・・なんで」 なんで気づけなかったんだろう なんでちゃんと話し合わなかったんだろう 「本邸で暮らしましょう」 お母様が優しく言う 「だめ・・・」 「・・・?」 みんなが驚く 「みんなの気持ちは伝わった だからこそ本邸では住めない だって大事な家族傷つけたくない」 「みこ」