「帰りたいよ・・・」 「みこ様」 驚いて声のした方に顔を向けた 「帰りましょう みこ様」 「さ・・・早乙女・・・」 凄く久しぶりに会った気がする 「みこ」 早乙女の後ろから声がした 女性の声 まさか 「みこ」 今度は体を出した お母様 ロングの茶髪でパーマをかけて揺る巻き 目が大きく可愛らしい顔に しっかりとしてそうで少し情緒不安定な雰囲気 お母様に間違いない 「みこ・・・ 帰っておいで」 「ッ・・・」 手が差し伸べられる 私はゆっくりと掴んだ