お月様の飼い主

貴方が始動したのは、正午をまわってから。

「ぅはょ…」

半分寝ぼけた顔でうなるような声で。

「ん、おはよう。」

「…ごはん……?」

貴方は机の上に準備している食器を見て問う。

「ぅん、ごはん。
すぐ温めるから、待ってて。」