大きな窓のそばに毛布にくるまりながら座る。
最近寒くなってきて、秋が近づいてきていることを実感する。
大きな満月の縁はうっすらと淡いピンク色をまとっている。
手に持っているのは、
そんな淡いピンク色。
月明かりを頼りに、そっと指先へとハケを滑らす。
薄く、薄く、玉にならないように慎重に……。
トップコートまで塗りおえて、
指を開いて乾かした。
できあがった両手の爪にそっと唇をはわせる。
つるっとした感触に満足する。
月明かりにかざして、淡いピンクをかぶらせてみる。
少し、指先の方が、濃い。
今度。この月のピンクに少しでも近い色を探そう。
最近寒くなってきて、秋が近づいてきていることを実感する。
大きな満月の縁はうっすらと淡いピンク色をまとっている。
手に持っているのは、
そんな淡いピンク色。
月明かりを頼りに、そっと指先へとハケを滑らす。
薄く、薄く、玉にならないように慎重に……。
トップコートまで塗りおえて、
指を開いて乾かした。
できあがった両手の爪にそっと唇をはわせる。
つるっとした感触に満足する。
月明かりにかざして、淡いピンクをかぶらせてみる。
少し、指先の方が、濃い。
今度。この月のピンクに少しでも近い色を探そう。

