゛…ひめ、姫、姫。ティアミア姫″


゛んっ…――。…ラルディア、王子…?″


゛やっと、お目覚めになりましたか″


゛えっ…ごめんなさい、約束のお時間、過ぎてしまいましたのね…″


゛お気になさらないでください、姫。

私は、こうして姫のお傍にいられるだけで、幸せなのですから″


゛王子…。私(わたくし)もですわ。本当はいつでも傍にいて欲しいのですが…″


゛姫…。必ず、父たちを説得します。それまで、待っていてくださいますか?″


゛勿論ですわ。いつでまも、お待ちしています″


゛今はダメでも、必ず貴女をお迎えにあがります。それまでは…″


゛えぇ、こうして秘密の場所で貴方とお会いしますわ。

貴方がいらっしゃることが出来ない日でも、必ずこの場所で待っていますわ″


゛はい″