「もしもし、純平?」
「おぅ、美礼。
今日、どうした?」
「ごめんなさい。
友達と出かけてて・・・・
食事の約束の時間には帰るつもりだったんだけど
急に一緒にいた友達が体調崩しちゃって・・・
連絡したくても携帯の電池切れちゃってて・・・」
「そっか。」
「本当にごめんなさい。
純平のお父さんやお母さんも
怒ってるよね?」
「親父たちなら大丈夫だよ。
ちゃんと俺から事情説明しとくし。
今度また日を改めて食事会しような。」
「うん。ありがとう。」
平気でうそをついてしまう自分が嫌い。
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