岩内さん、フォーカス!

食堂。



望が前に出る。



「僕が払います」

「え、いいよ。後輩に奢らせるわけにも…」

「いえ…、その…。か、彼氏、ですから…」



そう言って、望は顔を赤らめた。



…背伸びしたいお年頃なのかな。



「じゃあ、お言葉に甘えるよ」

「はい!」



こんなことで嬉しそうにしてくれる。

…ちょっと、嬉しいかも。





…入江に話したら、笑われるかもな。