岩内さん、フォーカス!

「非常識だ。だいたい、私と小日向くんの意思はどうなる?」

「密着取材中なんでしょう?」

「それとこれとは、話が別だ!」



愛歌は目を伏せた。



「私だって、非常識は承知よ」

「だったら!」

「でも、今動ける放送部の部員はいないの。私も他の案件を抱えているし、小日向くんを守れない」



…仕方ないのか…?



「岩内先輩。嫌ですか?」

「いや、小日向くんこそ…」



私みたいなヤツと付き合うなんて、嫌じゃないの?



「僕は、嫌じゃないですよ」