岩内さん、フォーカス!

「お付き合い?」



美音は頷いた。



「そうです。男女のお付き合いをしてください」

「何を言ってるんだ?」



愛歌が手を挙げる。



「補足説明としては、轟さん自身と貴方のファンクラブが、そうしないと納得しないと言うの」

「納得しないからって、付き合うことはないだろう?」

「確かに、他の手段も有るわね。小日向くんの取材の成果を待つとか」

「だったら…」

「でも、それを待つ間にも、ファンクラブの他のメンバーが動き出すかもしれない」



また、小日向くんを襲う人がでるかもしれない、か…。



「そこで、手っ取り早く事態を収束させるため、ファンクラブのメンバーを諦めさせたいの」