岩内さん、フォーカス!

翌日。



「…小日向くん…?」



家を出た萌を、望が待っていた。



「おはようございます。岩内先輩」

「うん…、おはよう…」



望はにこにこと笑っている。



「…家の場所、教えたっけ?」

「入江先輩から教えていただきました」



アイツ…。



「…で、小日向くんは、なんで、私の家に?」

「はい。一緒に学校へ行きませんか?」



頭を押さえる。



「…それも、取材の一環?」

「はい!」



う。

眩しい…。

なんて迷いの無い…。



「…じゃあ、行こうか…」