岩内さん、フォーカス!

「…僕が誰と話そうが、勝手でしょう」

「駄目よ。岩内さまファンクラブ会長の、私が許さないわ」



ファンクラブ…。

上原くんが言ってたやつか。



「…僕に釘を刺す前に、一言でも、岩内先輩とお話ししては?」

「黙れ!」



鋭いローキックがとぶ。

受ける。

激痛が走った。



「おい、何してる!」



少女は舌打ちした。



「とにかく、岩内さまには、近付くな!」



少女は駆けて行った。



少年が近付いてくる。



「小日向。大丈夫か?」

「上原くん。平気だよ」



…岩内さま、か…。