岩内さん、フォーカス!

翌日。



…岩内さん、気に入ってくれたかな、あの写真…。



教室に入る。

視線が集まるのを感じた。



「おはよう、小日向。遅かったな」

「おはよう、上原くん。遅かったって、なにが?」

「ついさっき、岩内先輩が来て、小日向を探してたんだよ」

「え。なんで?」

「こっちが聞きたいよ。お前、何かしたのか?」



首を横に振る。



「してないよ。写真をあげたくらい」

「ふうん?」



少年は溜め息をついた。



「まったく、心臓に悪かったぜ。朝から岩内先輩に問いつめられるなんてよ」