岩内さん、フォーカス!

舞台挨拶も終わり、カーテンが降りる。



巧は席を発った。



「行くぞ、望くん。インタビューだ!」

「はい!」



善樹に手を振り、舞台裏に急ぐ。

移動しながら、インタビューの質問を反復。



よし。

やれる。



舞台裏は既に、黒山の人だかりが出来ていた。

皆、歓声をあげている。



「すみません。通してください。明凪学園写真新聞部です」



そう言うと、歓声がぴたりと止んだ。



咲良が前に出た。



「待っていたわよ。さ、上がって」



二人は奥に通された。