岩内さん、フォーカス!

席につき、メニューを開く。



「僕が払うからね」

「前の食堂の時は私がご馳走になったし、今度は、私が払うよ」

「僕が…」

「私が」



軽く睨み合う。



萌はくすりと笑った。

つられて、笑う。



「…割勘にしようか」

「…そうだね」



二人は穏やかな一時を過ごした。