岩内さん、フォーカス!

慌てて首を横に振る。



「わ、私には無理。向いてない!」

「いいえ。岩内さん。貴方こそ、我がクラスのジュリエットにふさわしいわ!」



ジュリエットにふさわしいヤツって、どんなヤツだ。

少なくとも、私じゃない。



咲良に肩を掴まれる。



「岩内さん。特集記事、読んだわ」

「ど、どうも…」

「それを読んで確信したの。岩内さんこそ、ジュリエット役にふさわしいと!」



特集記事の威力は、すごいな。