岩内さん、フォーカス!

「望ちゃん。写真、どれ使う?」

「これなんてどうでしょう?」



写真を差し出す。

巧は頷いた。



「うん。これでいこう」



印刷機を動かす。



「望ちゃん。刷り上がったら、一部、外村くんに持って行って」

「僕ですか?」

「暇でしょ?」

「まあ…」

「じゃあ、お願いね」



印刷機が止まる。

巧は印刷した新聞を差し出した。



「…行ってきます」



新聞を受け取って、部室を出た。