岩内さん、フォーカス!

少年は顎に手を当てた。



「それにしても、小日向。特集記事書かせてもらえるなんて、やるな」

「それは…、密着取材したから」

「それも、すごいよ。あの岩内先輩に密着取材だなんて」

「…記事、ホントに読んだ?」



少年は新聞を振った。



「授業中に、じっくりと読むんだ」

「サボり目的で読まないでよ」



少年はからからと笑った。



「読者の自由だ」

「もう…」



…外村先輩は、何を仕掛けてくるんだろう…。