岩内さん、フォーカス!

「望ちゃん。引き上げようか」

「はい」



部室に戻り、新たな新聞の束を抱える。


「じゃあ、望ちゃん。それは、いつもの所に置いておいて」

「はい」



小走りに指定の位置に向かう。



「小日向くん」



振り返る。

外村英雄がいた。



「新聞、読んだよ」

「ありがとうございます」

「岩内さんは、カッコイイだけではないんだね」

「そうですね」

「…少し、興味が湧いたよ」



…何の話だろう?