「遺産…」

「あ、さっきの手紙に…」

健也は手紙を広げた。

「あった!
『遺産は全て、児童養護施設に
寄付してください。
私のような両親のいない子の
ために使ってください』って。
そうしようよ。千秋」

「菜月の願いを叶えないとな」










「「あのババア達に
渡したりしねぇ」」