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「菜月…」

「菜月ちゃんは自分の犯した罪を
許してほしいということも、
無罪を主張することも
なかったと聞いている」

「お前…最後の最後まで…」

千秋は菜月の手を握った。

「なぁ、菜月。
俺らのこと…見ててくれよ?
死んで償うことはできないけど
精一杯償うから…」