「ねぇ、何であたしたちの関係が上手くいってると思う?」
もう何年も。
「あ?それは俺たちが‘悪友’だからだろ」
「そうね」
「お前はどうなんだよ」
まるで自分だけ心の内は明かさないとでもいうように挑発的に聞いてくる。
「あたしはね〜、存在愛だからじゃないかな〜って」
ああ、少し酔ってきたみたい。だってコイツの家で飲むお酒はどれも美味しく感じる。
隣で飲んでるのがコイツだからだろうけど。
そんな事は口が裂けても言ってやらない。
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