「まぁ、そうだよねー。あんたらつりあわないし。春のが極端に背低いもん。2人一緒に並んでると姉弟みたい(笑)」
わたしは希の言葉にかちんときた。
希だって春が身長気にしてるの知ってるのに。
「それは言いすぎだよ!!春がかわいそうじゃん!!」
気付いたら大きな声で怒鳴ってた。
その瞬間ざわざわしていた教室が一気に静まる。
誰もいない放課後の教室のように。
「…ご、ごめん。そんなつもりで言ったわけじゃなくて」
わたしが怒鳴ったことに驚きながらも希はもそもそと謝っている。
ちらっと春の方に目を向けると、わたしは一瞬目を疑った。
