「これは大失恋だな。春くんっ♪」
春の腕を掴んでいる男子が春に笑いかける。
「……う……黙れ…」
春は手を掴まれて涙が拭えないのか下を向く。
「なぁなぁ佐々木、こいつに見せ付けてやろうぜ??(笑)俺と唯川はラブラブですーって」
クラスの男子の1人の提案。
「いいなそれ」
佐々木くんはふっと鼻で笑う。
「チュー見せ付けてやれ!!」
「ぎゅーって抱き締めたら??」
男子たちは、次々に案を出す。
いやっ…!!
「ちょ、佐々木く「じゃあ今から抱き締めた後、チューしちゃおっかなぁ♪」
佐々木くんはわたしの肩に両手を置く。
