いちごオレ





「……それ…貸せ」




突然起き上がり救急箱に手を伸ばす春。




「…え??でもそんな体じゃ自分でできないでしょ??」



春の体はすり傷と痣だらけだった。




「…できるし…うぅ…」




やっぱり痛がってる。




傷口を抑えている春を見てわたしは決心した。






「春!!わたし手当てする!!だから…やり方教えてください!!」



「…お前にできんの??」




「できるできる!!」




本当は自信ないけど。