いちごオレ





「…別にあいつはかばってくれたりしてねーし。だってあいつは…」




春の顔が一瞬背筋がぞくっとするほど怖くなった。




「あいつは…何??」




「…いや、なんでもない」




春、何か隠してる??






「……じゃあ休憩終わるか。どんどんいくぞー」




春が再びシャーペンを握ったその時。




〜♪〜♪




わたしの携帯からメールの着信音。




確認すると、




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2011年6/28 17:43
from:佐々木くん

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佐々木です。

今日はいきなり告白なんかごめんね(´ω`)

これからまずは友達としてよろしく♪

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佐々木くんからだった。




「佐々木から??」




「あ、うん」




「見せて」




春はすごい勢いでわたしの手から携帯を奪い取る。




「…返事送んの??」




そしてわたしに携帯を返すと、ぼそっと聞いてくる。