「テストの点勝負しない??」
「…え、結果見えてるよそれ」
だって春は毎回学年10位以内の秀才。
わたしは下から数えた方が早いようなおばか。
「だからその代わり今日からテストまで俺が勉強教えてやるっていう特典付き…で」
「何その偉そうな顔」
希は春を冷たい目で見ているけど、一方わたしは
「へ?!教えてくれるの??」
目をキラキラ輝かせていた。
だって春が教えてくれるなら点数UP間違いないもん!!
いつもは教えてくれないのに今回は優しいなぁ。
「うん。放課後、俺の家でいい??」
「了解しましたぁ!!」
やったー!!
