それにビクッとしながら肩を震わせると恐る恐る振り返った。
そして振り返った先には茶髪の男の子ふたりがいた。
……え。な、に?
いきなりの男の子ふたりの登場に、恐くて体がビクッてなる。
「キミかわいいね」
すごく髪の明るい茶髪の男の子がそう言ってきた。
「どっか行くんだったらオレたちと遊ぼうよ」
もうひとりの茶髪の男の子がそう言ったけど、フルフルと首を振って嫌だということを伝えた。
恐くて声が出せない。
「いいじゃん行こうよ。キミみたいな子オレたちのタイプなんだよね」
男の子たちがあたしを見ている視線がすごく嫌だ。
……怖い。怖いよ。
「あ、ぁたし……嫌」

