「さ…桜井くん?」 恐る恐る桜井くんの名前を口にする。 だけど桜井くんはなにも言わないままあたしの手を引いて電車に乗った。 桜井くんは手を放すとドアの横にある座席に 腰かけた。 「崎田も座れよ」 立ったままのあたしに桜井くんがそう言うと、あたしは桜井くんの隣に腰かけた。 ど…どうしよう!? 桜井くんに言われて座ったけど……隣には桜井くんがいるよぉ。 それになんで桜井くんはあたしを待っていたの? なんで、なんで…? き、昨日みたいに緊張してきたよ。