「梨子!」

ギュッと抱きしめられて、あたしは広樹くんの腕の中。


「梨子すごい嬉しい。ありがとう」


ギュッとされながら感じる広樹くんの体温。


あたしの方こそありがとうだよ広樹くん。


「好きだ。梨子」

「広樹くん。っ…ん」


突然のキスにびっくりしながらもゆっくり目を閉じた。


「梨子」

「…っん」


いったん唇が離れて名前を呼ばれると、また広樹くんからのキス。

何度も唇が触れ合う。