＊再会から生まれる恋＊

「ぷっ。くく…」



そんなあたしの行動に桜井くんは吹き出すように笑い出した。



わ…笑われてる。


軽くショックを受けたあたしは、なんだか恥ずかしくなってきた。




桜井くんの『可愛い』って言葉ひとつに戸惑ってこんなになってしまうんだもん。



でも仕方ないんだよ!?


男の子にそんなこと言われたことないんだもん。



女子校だから男の子と関わるなんてことなかったから。



顔が真っ赤になってもどうすることも出来ないよ。



はぁ…っと、ため息がこぼれた。




「崎田さんって純情だな」

「…純情？」