「俺があげたものに喜んでいる崎田さんが可愛くて…」 か、可愛い!? 喜んでいる姿なんて…可愛いかな? でも、喜ぶのは当然だよ。 だって、ね?桜井くんから貰ったものだから。 「大事にするって言ってくれたから俺も嬉しくなった」 ポンポンってあたしの頭を撫でる。 「またな」 そう言って微笑むと家から遠ざかっていく桜井くんの姿。 その後ろ姿を見ながらドキドキしている胸に手を添えた。