「崎田さん手に取って見てみろよ?」



そう桜井くんが言うと握ったままのあたしの手をはなした。


その言葉にあたしはお店の中を歩き出した。



かわいいアクセサリーがたくさんある。

いろいろなアクセサリーを手に取って見てみた。




そんなことをしばらく続けていると……



「崎田さんそろそろ出るか?」

「あ…うん」



少し名残惜しく思いながらもお店を出た。

もちろん桜井くんに手を握られたまま。



「次はさ…」