少し躊躇がちに顔を上げてあたしを見ている桜井くんと目があうとニコッと微笑まれた。 カァっと赤くなるのを感じて顔を俯かせる。 「ここ見るか」 そう桜井くんが立ち止まって言った。 そのお店は、ネックレスやピアスなどのアクセサリーとカチューシャやシュシュなどがあるヘアアクセサリーがあるお店だった。 「え?」 不意に桜井くんの顔を見上げると…… 「ほら」 グイッと手を引かれて お店の中に連れられた。