携帯撲殺

『早く今日も命令してくれないと
君を殺しにいくよ~。』



「あなた・・・・人間?」


人生でするはずでない質問を
ボクサツくんへぶつける。



『僕は・・・・ボクサツくん。』



そう言って通話は切れた。





ツーツーという音が耳に響く。




私は今・・・・
人間ではないものと話していた?



言葉を話せる化け物と話していた?





『早く今日も命令してくれないと
君を殺しにいくよ~。』




その言葉が脳裏によみがえる。





ボクサツくんは人を容易に殺す。




メールに従わなければ・・・・
本当に自分が死ぬかもしれない。




由紀の体はぶるぶると震える。




・・・・。




・・・・。





気がつくと由紀は
「携帯撲殺」のサイトをひらいていた。