携帯撲殺

久美との会話を続けているうちに、
朝のホームルームを告げるチャイムが鳴る。



チャイムが鳴り止むと同時に
この3-Cの担任、
宮元健二が教室に入ってくる。




「ほらーお前ら、席に着けー。」


いつも耳にする宮元の声は
みんなを席に着かせる魔法のようだ。



みんな席に着き始める。





私は周りを見渡す。





・・・・・





そういえば妙なことに気がついた。





席がひとつ空いている。





別に妙なことではないが、
突然私の心臓は暴れだした。







そう、





















荒井広子の姿がないのだ。