「お疲れさまでした」


店長の声に見送られて私はドアの外に出る


長いらせん階段を下りて空を見上げた


ビルとビルの隙間から曇った空が続いている



この空はいったいどこまで続いているのだろう


果てのない空…


まるで今の私の人生みたいに……