2人は誰もいない教室で話した。

「名前なんてゆーの?」


「桜庭美波です」


「美波か!!俺は倉木孝輔 クラキコウスケ」


「よろしくね!」


「お~!よろしくな」


「美波はよく倒れるの?」


「中学校のときはしょっちゅうだった」


「そっか~…体弱いんだな」


「うん…入院もいっぱいしたし」


「そうなんだな…」


それから2人は理科の先生がかつらだとか
数学の先生と音楽の先生が付き合ってるとか
ほんの30分だったけど楽しい会話をした。


「あっ!!そろそろ帰らないと…」 


「そうだな!!…送っていかなくて大丈夫??」


「大丈夫!!!もう治まったし!!!」


「そう!!じゃあね~」


なんかバイバイしたら寂しくなった。
なんでだろう…?




このときから恋が始まってたんだね!

もっと早く気づきたかったな…