黒猫おうじいかがですか?





 「じゃあいい」


 そう言った彼は退くどころか
 服の中に手を入れてきた


 「ちょっと!!
 何考えてんの」


 一生懸命退けようとするけど
 とうてい男の子の力には
 敵わなくて


 「うるせぇから
 少し黙れよ」


―――パチンっ


 部屋に叩かれた音が響く

 彼はいつもとは全く別人

 怖いよ


 「ねぇ、やだっ!誰か助けて」


 「来るわけねぇだろ。
 鍵も閉まってるし
 ここオートロック式だし」