黒猫おうじいかがですか?





「ねぇ、陽菜ちゃん?」

涙を流すあたしの背中を優しく
擦りながら女の人があたしに
話す


「猫って必ず帰ってくるのよ」


「えっ‥」


「ちゃんと役目を終えて自分の
気がすんだらご主人のとこに」


「それって…」


「きっと帰って来ると思う」