「私は蒼。青いって意味の漢字」
「なに!爽快の爽じゃねえのか!?」
「うん。違うね」
そういえば、紅君の着てる制服は…
「ねえ紅君…」
「“君”とかいうな同い年だろうから呼び捨てで良いよ」
「え?」
「だって、お前一年だろ?俺も今年入学」
「やっぱりそうだったんだ」
私と同じデザインの制服だからね。もちろん、男子と女子とでは少し違う。
スカートかズボンかではなく、女子は深い赤のネクタイ。男子は純色の青のネクタイ。
「なあ、目的地おなじなんだから一緒にいかね?」
「いいの?」
「いいんじゃね?」
許可が降りたので一緒に学校まで行くことにした。
道中、私は懇ろにお礼を言い、紅君…紅は、その度に「良いよお礼なんて」と言っていた。



