夕暮れの神社で


春休みが開けて…


「学校…学校…!」

私は新しい制服に身を包み、ウキウキしながら学校に向かっていた。

紺のブレザーに、グレーのチェックスカート。
あまり派手ではなこの制服も、私としては好きだ。
学校に向かう途中、私はあの神社の前を通っていた。すると…


『あっ……』

声が重なった。

境内に続く階段から、紅君が降りてきた。

「お前……」

「あ、あのときは…」

「爽!」

「音は合ってるけど想像してる漢字が違うわよ」

お礼を言おうとしたら、名前を間違えられた気がしたので即刻突っ込ませていただいた。