「じゃあ、帰るね」

「じゃあな」

階段を下りるとき、振り返ると紅が手を振ってくれた。

それに笑顔で手を振返し、私は神社を後にした。


余りにも不思議な出来事があって、私は少し疲れていた。
今日は簡単に夕食を食べて、さっさとお風呂にも入って寝てしまおう。

明日にでもお礼を言いに行こう。