夕暮れの神社で


「あみは…あみは…どうしたらいいの…!?」

あみちゃんの頬を涙が伝う。だけど涙はあみちゃんの体を離れると消えてしまうから、涙が地面を濡らすことはない。

成仏したい。
でも方法が分からない。

「成仏……あっ…」

私はふと来た道を振り返った。
私達はどこから来たか。そう、神社からだ。神社の神主さんなら成仏の方法を知ってるかもしれない!

「その神社なら、俺の家だ」

「え?」

「そうなの?」

私もあみちゃんも、キョトンとして男の子を見ていた。

「俺は神社の跡取りだからな、成仏くらい造作ない」

「…そ…うなの?」

「あぁ、お前が望むなら成仏の手伝いをしてやろう」

「成仏すれば…幸せになれる?」

「生まれ変わって、幸せになれる」

「……ほんと?」

「ああ」