しかしみんなも、俺と同じことを思ったのか気分悪そうに腕を振り払っていた
「なっ…何よっ!!!」
女は真っ赤になり怒っていたが、いきなり余裕の笑みを浮かべた
「まぁいいわ…一度は飽きて捨てたけど、要程顔がいい男が居なかったんですもの。」
「また要には、玩具になってもらうわ。」
『は?玩具だと…?』
「な、何よ。…それがどうかしたかしら?」
俺はどんどん怒りが込み上げてきて、女が掴んでいた要の腕をとり引き寄せた
「海里っ…!?」
要はいきなり腕を引かれたので驚いた声をあげた
『要は玩具なんかじゃねぇ…』
「海里…」
『要は俺達の大事な仲間だ。』
俺がそう言うと、俺と要の周りに目に強い光を宿したみんなが集まってきた
「そうですよ。要は俺達の仲間ですから。」
「私達の新しく入った仲間を、勝手に玩具にしないでもらえますか…?」
「要はお前らなんかにぜってぇ渡さねぇ…」
「俺の相方勝手に、取んじゃねぇよ。」
「僕達…そんな簡単に要渡す程優しくないよ?」
「例え貴方達と対立するとしてもです。」
「俺達は全力で、仲間を…要を守る。」