他にも、いろいろ言っていたがあまりにも辛くもう聞いてはいられなかった…
あと助かる方法は、泰志の生命力が頼りらしい…
俺は、泰志に何もしてやれない悔しさと、ここまで泰志を傷つけた奴に対しての怒りに、拳をにぎりしめ、誰も居ない廊下で1人涙を流した…
『くそっ…!!!なんでっ…』
すると1人の看護士の女の人が声をかけてきた
「あのっ…柳原 海里さんですか…?」
『あぁ…何故俺の名前を知ってる…?』
そう言い見上げると、看護士は顔を赤くして早口で話し始めた
「えっと…さっきいきなり帽子を深く被った背の高い男の人にあなたの写真と紙を渡されたんです…」
「それで、その写真の男にこの紙を渡せと名前を教えられたんです…」
そこまで一気に喋ると、一枚の四つ折にした紙を渡してきた
そしてそのまま看護士は、小走りに去って行った
一人残された俺は、渡された紙を開くと、中にはこんなことが書かれていた
+―――――――――――――+
はじめまして 柳原海里さん。
いきなりで驚きましたか…?
泰志さんでしたっけ?
生き延びちゃいましたね。
死ぬと思ったんですけどね。
凄い生命力の持ち主です…笑
これはまだ始まったばかり。
次は誰が傷つくのか…
いや、死ぬのか…ですかね。
No.1に相応しいのは白蓮…
銀瑠は絶対に潰しますよ…?
楽しみにしていてください。
レン
PS.健堵は用無しでしたね…
+―――――――――――――+
