ばたばたっ…!!!
「「いってぇ…」」
扉を開けると2人の男が勢いよく倒れた…
『お前ら…何やってんだ?』
俺が少し声を低くして聞くと、ビクッっとして2人は素早く正座をして言い訳を始めた
どうやら要や絖稀達は、酔いがさめて起きたらしくリビングに行こうとしたら、俺達の会話が聞こえたらしい
『へぇ~…お前らみんな最初から今まで聞いてたんだよな?』
実を言うと、みんなが起きて聞いているのは気づいていた
何故話しを止めなかったかというと、おそらく健堵はみんなにそのまま言わないで解決しようとしていたことに、気づいたからだった
「な…んで…みんなが…?」
「ごめんな~怒んなよ~これからも、仲良くしてくれ~」
「そうだそうだっ!!!健堵に嫌われたらやってけねぇよ~」
そして、1番驚いていたのは健堵だった
みんなが隠れていたことにはもちろん、今の話しわ聞いても普通にしてくれるみんなに健堵自身驚いたのだろう
「どうして…そんなに普通なんですか?俺は…みんなを裏切ってたんですよ!?」
『健堵…言ったろ?こいつらはそんな簡単に離れねぇよ。』
「海里…みんな、ありがとう…」
「「当たり前だしっ!!!」」
涙を流している健堵の周りには要達が集まり和やかな雰囲気が漂っていた
すると、健堵達を見ていた由輝が話し掛けてきた
「海里…」
